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今年の花粉症 傾向と対策   2015年 02月 26日

今年は2月23日の暖かくなった頃から花粉症が本格化しています。例年より始まりが早かったため、「初期療法」で対処する間もなく、症状が悪化している方が多いようです。

飛散量が昨年の2倍という予報通り、花粉症がひどかった一昨年と同じペースで、受診される方が増加しています。

特に症状がひどくなっているのが、子供たちです。今まで症状がなかった、あるいは軽かったお子さんも、かゆさに耐えきれずこすってしまうので、目の周りまで真っ赤に腫らして次々に来院されます。中には白目が水ぶくれのようになってしまうこともあります。

症状がひどくなると薬が効きづらくなり、子供でも大人が使うような強い薬を使わざるを得なくなりますし、それでも症状がよくならない場合もあります。

実は花粉症の目薬や内服は、あくまでも症状を「やわらげる」ためのもので「治す」ものではありません。

薬だけで花粉症に対処しようとするのは、例えるなら、たくさんの蚊がいるジャングルに、虫刺されの薬ひとつもってさまよっているようなものです。

症状を悪くしない花粉症対策の基本は、薬を使うことだけではなく、「花粉を避けること」です。

<ご家庭での対策=花粉を侵入させない>
・自宅の窓は開けないか、極力開けないようにする
・布団や洗濯物は外に干さない
・帰宅時には玄関に入る前に上着やズボンについた花粉を払い、入ったらすぐに脱ぐ
・帰宅後はできるだけすぐにシャワーや入浴、洗顔で花粉を洗い流す
・毎日、床には掃除機をかける

特にベッドや布団にまで花粉を持ち込んでしまうと、寝ているうちに目のかゆみ、鼻水、鼻づまりなどが悪化し、朝にはひどい症状になっていることが多いようです。

<外出時の対策=花粉を身につけないようにする>
・マスク、メガネ(ゴーグル)、花粉の付きにくい上着を着用する
・ファーやボアつきの上着、ウールのマフラーや帽子は着用しない
・目的地に着いたら花粉を払う。可能なら洗顔する
・不要な外出は避ける

すべて当たり前のことですが、いざ実践するには大変な労力を要することはわかります。しかしただ薬を使うだけよりも、確実に症状を抑える効果は上がります。また、ご家族のどなたかが花粉症なら、他の花粉症でないご家族も協力する必要があります。特にご自分が花粉症でないお母さんは事態の深刻さに気付かず、対処を怠っているためお子さんの症状が悪くなるケースを多く見受けます。

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ちなみにこの時期の私の出勤スタイルはこんな感じです。院内に入るときはブラシで花粉をできるだけ落とします。その時から入口の空気清浄機もフル活動です。当院ではさらに今シーズン掃除機を買い替えました。小型ですがパワフルに花粉を吸いこみます。院内の花粉を最小限に抑え、患者様が来院時にできるだけ不快な思いをされないようにしています。

症状が悪くなりがちな今年は特に、ご自分や大切なお子様のためにも、ぜひ実践してみることをお勧めいたします。そのうえで目薬や飲み薬を使うと、さらに効果的です。

その他詳細は下記の当院ホームページでもご確認いただけます。
花粉症対策について→(クリックでリンク


by keye-clinic | 2015-02-26 14:16 | 花粉症と舌下免疫療法

「舌下免疫療法」体験記2   2015年 02月 15日

当院で昨年10月より始めました舌下免疫療法の経過〝第2報″をご報告いたします。

既にお知らせしましたように、舌下免疫療法は花粉が飛散する時期には副作用が強く出る恐れがあるため、新規には始められません。製造元の鳥居薬品の規定で、期間に余裕をもって12月15日から4月30日の間は新規開始はできないことになっています。そのタイムリミットである昨年の12月15日までに当院で舌下免疫療法を始められた方は私も含めて計12名でした。これまでのところ途中棄権された方も0名です。

この療法は3年以上毎日服用しなければなりません。第1報でご報告しましたように、それを習慣化するまでの導入初期が一番大変ですが、それを過ぎると意外と毎日続けられるようになります。

習慣化を妨げる第2の山場は、年末年始でした。仕事もお休みで、大掃除などのし慣れない家事や子供の相手、夜更かしや朝寝坊、朝酒など生活リズムも変わりますので、ついシダトレンの内服を忘れがちになります。

ちなみに私自身は、年末年始休暇の間に飲み忘れが3回もありました。

ところが成績?が最も悪かったのは誰あろうこの私でした。当院で治療を受けている方々は大変優秀で、私以外の11名のうち1日飲み忘れた人が1人だけで、あとは全員パーフェクト達成だったそうです。みなさん、花粉症を治そうという意志がたいへん強く、今回その意気込みを改めてひしひしと感じました。 

さて、今年は花粉の飛散時期が早く、2月の第2週から本格化しています。興味深いのは、当院で舌下免疫療法をされているみなさん例外なく、今年の花粉症に何らかの効果を期待されていることです。残念ながらまだ開始して4か月あまり、もともと3年続けなければ充分な効果が得られない治療ですので、今年は「期待できません」ときっぱりと申し渡しています。

その代わり、この時期には花粉症の「初期療法」を舌下免疫療法と併用するようにお勧めしています。「初期療法」は、花粉症用の目薬や内服を症状の出ていない、あるいは軽い時期に始めることで、花粉症が本格化する時期の症状をより軽くすることができるものです。これはもちろん舌下免疫療法をしていない方にも有効ですので、当院に受診される花粉症の方全員にご案内しています。

患者の皆さんはこの時期になっても目立った副作用は出ていないようですが、私自身は最近シダトレンを服用した後、なんとなく口の中がいがらっぽくなる気がします。 今後花粉が飛ぶようになる時期に合わせ、シダトレンの副作用が今までより強く発現する可能性も指摘されています。次回は本格化した花粉症の時期をどのように過ごしたか、またご報告したいと思います。


「舌下免疫療法」新規受付再開と体験記3→(クリックでリンク)

舌下免疫療法」体験記1→(クリックでリンク)

当院で「舌下免疫療法」を受けていただくにあたって→(クリックでリンク)



by keye-clinic | 2015-02-15 21:57 | 花粉症と舌下免疫療法
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東戸塚駅西口すぐにある片桐眼科クリニックの院長ブログです。


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