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今年の花粉症の傾向と対策&「舌下免疫療法」体験記5   2016年 02月 04日

先日、私が住んでいる地域の駅伝大会に出場しました。5人チームで、各自たった2kmのコースですが、マイペースで走れる東京マラソンなどと違って、タスキをつながなければいけませんのでそれなりに必死で走らなければいけません。走り終わった後は、力を出し切ったメンバー全員少し血の味がする咳がしばらくの間止まらず(全力で長距離を走ったことのある人は経験があると思います)、そして結果は…練習もろくにせずの出走だった私は、同じコースを別のチームで走った小学生の息子にタイムで負けてしまうなど、散々でした。

そして、その後1週間ほど、毎日なんとなく体がだるく、食欲もあまりなく寝つきも寝覚めも悪い日が続きました。インフルエンザか?いや、熱はなさそうだ。風邪?のどは痛くないし鼻水も出ないな。駅伝の疲れが残っているのかなぁ?筋肉痛は2日で解消したのに。いや待てよ、この感覚、身に覚えがあるぞ。この時期に…もしかして、これは…

花粉症の初期症状!

その証拠に、抗アレルギー剤を内服したところ、ほどなく体のだるさは解消したのでした。

花粉症の症状の典型例は、くしゃみ、鼻水、目のかゆみや充血ですが、当院ホームページの「花粉症対策について」にもあるように、初期症状として体がだるい、熱っぽい、下痢をするなどの風邪に似た症状を起こすことがあり、私は毎年この症状が出ると、花粉症の治療を開始いたします。今回はおそらく駅伝で肺いっぱいに吸い込んだ空気に、飛散し始めた花粉が混入していて、さっそく体が反応したものと考えられます(そういえば当日は嵐のようなひどい風の日でした)。

今年は花粉の飛散開始が早く、飛散量は例年並み~やや少なめと予報されています。いつも2月の後半から3月頃に症状が出ている方でも、2月の半ば頃からは対策を始めるほうがよさそうです。目の症状対策の点眼、鼻の症状対策の内服のいわゆる抗アレルギー剤は、いずれも十分な効果を得るためには使い始めてから少し時間がかかります。また、症状が悪化してから開始してもすぐには効果が現れず、しばらく辛い思いをしなければいけません。症状が出ていなくても、時期が来たら早めに治療を開始する「初期療法」が有効です。

私自身、スギ花粉症の根治療法「舌下免疫療法」を初めて1年と4か月、今シーズンはそろそろ効果も出てくるのでは、と期待していただけに、例年と同じく初期症状を発症したことに、正直やや落胆しています。ですが効果が充分出るまで「3年」かかると言われている治療法ですので、その評価はこれからシーズンに入ってみないとわかりません。例年と比べ点眼や内服の使用頻度を減らせるなど、症状が軽くなっていれば効果が出ているということになります。今年はそうなることを期待し、内服や点眼は極力使わないようにしてみようと思っています。そしてシーズンを経て感じた効果の有無を引き続きレポートいたします。また、2年目に入り、他施設では(日本全体では)舌下免疫療法の実績(治療効果)はどうなのか、副作用の頻度と重症度はどうだったかなど、製造元の鳥居薬品がまとめるであろう統計も手に入りましたら、ぜひ公開したいと思います。花粉の飛散シーズンが終了し、5月の再開を待って治療を新規に始めようと思われている方は、次回のブログもぜひ参考になさってみてください。

さて、早くも息子に越えられてしまった情けない父親の私。これまで多忙を理由にまったくと言っていいほど運動をしてこなかった報いです。レース直後にはあまりのショックに、「寄る年波には勝てないんだ」と意気消沈しましたが、すぐに思い直し一念発起。今年は老いゆく体に喝を入れ、鍛えなおす決心をしたのでした。「アンチエイジング」元年!来年は息子にリベンジです。

・当院で「舌下免疫療法」を受けていただくにあたって→(クリックでリンク)

・「舌下免疫療法」体験記1→(クリックでリンク)

・「舌下免疫療法」体験記2→(クリックでリンク)

・「舌下免疫療法」新規受付再開と体験記3→(クリックでリンク)

「舌下免疫療法」その後と体験記4→(クリックでリンク)



by keye-clinic | 2016-02-04 17:38 | 花粉症と舌下免疫療法
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東戸塚駅西口すぐにある片桐眼科クリニックの院長ブログです。


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